HJ雜誌範例 1/144 FA獨角獸高達全裝甲

気まぐれガンプラ製作記 in UNIVERSAL CENTURY●セイラマスオ

HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲

大人気連載「気まぐれガンプラ製作記 in UNIVERSAL CENTURY」第10回は前回に引き続きHGフルアーマー・ユニコーンガンダム(デストロイモード)を題材として、市販のプラ板をメインに使用したアレンジ工作の後編をお屆け! お手軽イメージチェンジによるフルアーマー・ユニコーンガンダムがついに完成!

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 個性的なテクニックで月刊ホビージャパンモデラーの中でも一線を畫する存在のセイラマスオが、お題だけ決めて自由にいつも通りガンプラを製作していく様子をゆるくお屆けする連載「セイラマスオの気まぐれガンプラ製作記」。連載第2弾は、宇宙世紀に登場する「ガンダム」をテーマに模型オリジナルカスタマイズを解説していきます。第9回はHGフルアーマー・ユニコーンガンダム(デストロイモード)を題材として、市販のプラ板をメインに使用したアレンジ工作の前半パートをお屆けします。

製作・解説/セイラマスオ

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ウマく作るためのHow toじゃありません

 私の製作法は、前回の連載でご紹介した通り普通のカッターをメインで使ったり、水性塗料で筆塗りしたりと、特別な道具や技法があるわけではない基礎的なものばかりです(多少クセは強めですがw)。そんな基礎的なスキルですが、使いようによってはいろんな楽しみ方ができるというところを今回の連載ではお伝えしていければと思っています。いわば前回が基礎編なら今回は応用編! というわけです♪

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theme:「市販のプラ板」を使ったお手軽イメージチェンジ[前編]
use kit:HG フルアーマー・ユニコーンガンダム(デストロイモード)

chapter

  • 今回のお題はフルアーマー・ユニコーンガンダム!

  • ❶イメージを固める

  • ❷ここからプラ板工作

  • ❸ディテールアップしていきます

  • 今回はここまで!

今回のお題はフルアーマー・ユニコーンガンダム!

 ユニコーンガンダムはバリエーション展開も多くて、個人的にも白3回、黒2回、金、赤と何回も製作してきました。ですが今までの製作ではすべて設定通りの機體として大きなアレンジを加えることなく作ってきましたので、今回は自由にオリジナルで楽しんだものを「ランナータグだけ」ではなく、「市販のプラ板」をメインに使用して作ってみたいと思います。

HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲発売中のHGユニコーンガンダム(デストロイモード)に、劇中クライマックスで活躍した最終決戦仕様を再現するための各種パーツを追加したフルセットアイテム。3基のビーム・ガトリングガン+シールド、グレネード・ランチャー、ハンド・グレネード、対艦ミサイル・ランチャーをマウントした2丁のハイパー・バズーカ、バックパック左右の大型ブースターなど、全身各所に武裝が追加されている。サイコフレームはクリアーグリーン成型のものに変更された

HG フルアーマー・ユニコーンガンダム(デストロイモード)

●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●3520円、2014年4月発売●1/144、約15cm ●プラキット

❶イメージを固める

HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲 HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲

▲フルアーマー・ユニコーンガンダムは背面のウェポン関連のボリュームがすごいことになっていますが、意外と本體部分はスタンダードです

HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲そこで、ユニコーン本體にフルアーマーらしい差別化を求めて、外裝を追加してシルエットを変化させてみようと思います HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲キットはウェポン関連のランナーが多めなので、いつものキットよりもランナータグが多く手に入るのですが、今回はより広い面を使いたいので… HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲掟破りのプラ板工作! としますww。散々ランナーを使って避けてきたのですが、これが普通のことです。ちなみに私の手持ちは1mm厚のみ HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲背面のウェポンはそのままに、そのボリューム感に負けない力強さをユニコーン本體に外裝アーマーとして追加してみます HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲まずは形狀とボリュームを紙を切り出して検討します HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲プラ板初心者ですからあまり複雑な形狀は求めず、シンプルだけどある程度立體的な形を狙います HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲それでは紙で検討した形狀をプラ板に置き換えていきます

❷ここからプラ板工作

HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲まずは胸部アーマーの中央部から。ここは市販プラ板ではなくいつものランナータグを使っていますね(苦笑) HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲左右に延びる部分をプラ板から切り出していきます。型紙から寫しとっていきますが、正確に同じ形を切り出すのは難しいですね HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲あまり難しく考えると大変なので、ある程度切り出しがアバウトでも気にせず進めていきましょう HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲切り出したプラ板を組み上げました。アーマーの著脫は大変そうなので避けて、お手軽に本體に直接貼り付けていきますw HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲続いて腰部フロントアーマーを製作。こうして見るだけでも切り出した形狀が微妙に違う感じですね(気にしない) HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲こちらも本體腰部アーマーに直接貼り付けていきます HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲腰部サイドアーマーは厚みを持たせるため、裏面サイド部にランナープラ板を貼り付け。グレー部分は本體へ接著するときの嵩上げ用です HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲腰部アーマーの配置です。後ろ側はアーマー追加なしです。プラ板まんま感が強いですが、それも味ということで… HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲アバウトに進めてきたため胸部がやや大きすぎました。作り直すのはイヤなのでw、接著部分をいったん切り離して… HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲內寄りに接著し直すことで左右方向のボリュームを抑えるようにして小型化しました HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲胸部アーマーは特に可動もしないので、厳密にいえば腕の可動範囲が制限されているのですが、知らないふりして先に進めます HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲続いて腳部アーマーを製作します。簡単な箱組み形狀です HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲本體のハンド・グレネード裝著部を利用して箱組みしたアーマーを取り付けます HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲現物合わせでスネをガードするアーマーを増設します HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲簡単な加工で立體感とデザイン的な変化が付きました HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲腰部フロントアーマーも立體的な変化を追求して追加工作を行います HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲手前に出っ張り形狀を追加して、バーニア設置用のスペースとします HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲ここも現物合わせで組んでいきましたので、左右のシンメトリーはかなり怪しい仕上がりです(汗) HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲これにてアーマー追加によるアウトライン変更は完了です。ここからはいつもの細々としたディテールをランナープラ板で加えることでプラ板丸出し感を緩和してきます

❸ディテールアップしていきます

HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲ディテールを追加した胸部アーマー。多重裝甲のような表現で、防禦のためのアーマーであることを強調します HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲ここで首まわりが寂しく感じたので、襟狀のプラ板を追加(分かりづらいですが)。手軽に豬首感を表現できます HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲さらにプラ板感払拭のためにディテールアップパーツを使用していきます。PRを兼ねてHJモデラーズの各種アイテムをチョイスします HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲まずはエグゼスラスター(丸)(寫真左)と2023年9月発売予定のディテールプレートγを使用します HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲腰部サイドアーマーにそのまま貼り付けます。軽く周辺をプラ板で整えれば簡単にディテールアップできます HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲さらにエグゼスラスター(角)を腰部フロントアーマーにバーニアとして使用します HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲まずはバーニア用スペースにグレーのランナータグで底面を設置します HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲その上にエグゼスラスターを貼り付けます。パーツは2種類ありますので、両方お試し(もちろん最終的にはどちらかで統一します) HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲こちらはフレーム的なデザインのディテールプレートαです HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲腳部アーマーに小さく使用します。後ろ側は三連リブ形狀にしました HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲腳部アーマー下部は裏からランナータグでフタをするように底面を作り… HJ雜誌範例 1/144  FA獨角獸高達全裝甲▲ここにはビルダーズパーツHDのMSバーニア03を取り付けます

今回はここまで!

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 というわけで今回はユニコーンガンダム本體の気になる箇所もアーマー追加でうやむやにしましたので(笑)、本體部には全く手を付けることなく済みました♪
 外裝をプラ板の箱組みでお手軽に形作ったので今回はサラっとディテールまで入れ終わりました。このまま白いアーマーでもよさそうな雰囲気もありますが、一応次回は(お手軽に)色を塗っていきたいと思います

來源:78動漫