『SSSS.GRIDMAN』より、2023年6月に発売された寶多六花に続き新條アカネのプラキットが発売。六花と同じく高いクオリティで、しっかりと色分けされたアカネを組み上げることができる。製作はガールズキットを得意とするよしゅあん。が擔當。成型色も活かしつつ、丁寧な塗裝で仕上げている。
▲本キットはアカネの特徴的なパーカーを再現しつつ、腕が通る部分に広く空間を設けることで一定の可動域も確保されている。作例はストレート組みの塗裝仕上げ。キットの素性の良さを引き出した
▲デカール貼付前の素組み狀態。パーカーの模様など、かなりしっかりと色分けされている。一部パーカーのラインなどはデカールで再現 ▲メガネはまずランナー狀態で上からクリアーイエローを吹き、その上から水性カラーのピンクを塗裝。半乾燥後、家庭用中性洗剤を染み込ませた綿棒でレンズ部分の塗料を拭き取れば簡単に塗ることができる▲スカートとパーカーのつなぎ目部分は、塗裝しやすいように後ハメ加工を行った ▲ヘッドホンも著脫可能。表情パーツはインクジェット印刷済みパーツ4種+デカール貼付による選択パーツを差し替えられる ▲パーツ差し替えにより眼鏡&素足の室內スタイルを再現。印象的なカッターも付屬する ▲先に発売された寶多六花の作例(製作:Rikka)と並べて。流用パーツはほぼ無く、それぞれキャラクターに合わせた體型で造形されていることがわかる ▲「定期入れ」を持ったハンドパーツが付屬。六花からアカネへの贈り物だ ▲「繋ぎ手」が付屬。六花と手を繋ぐことができる■はじめに
今回は『SSSS.GRIDMAN』より新條アカネのプラキットの製作をさせていただきました。『グリッドマン ユニバース』でも大活躍だったアカネがプラキット化ということで、先に発売された六花と合わせたくて待っていた方も多いのではないでしょうか?
早速製作について解説していきます。
■本體
新條アカネ本體は基本ストレートに組んでいきます。腰より下のパーカーとスカートはそのまま組むと塗裝が大変なので、パーカーとスカートで分けられるようにパーカー側のピンを切り落としました。パーカーの模様の分割も合わせて流し込み接著剤で消していき段差をなくしています。使用したのはMr.セメントSP。こちらは素肌パーツの合わせ目消しにも使用しています。
素肌パーツは成型色を活かした製作となっており、コートでスーパースムースクリアーを吹いた以外はそのままになります。
■塗裝
ガイアカラーのエヴァンゲリオンカラーをメインに使用しています。
まず、合わせ目消しをしたパーカーの模様のラインは、通常のサフを吹くと見えなくなってしまうので、サーフェイサーエヴォクリアーを使用して分割が見えるようにしました。
その上からエヴァナイトパープル→ニンジャパープル、薄紫のラインはラベンダーを使用して塗裝していきます。今回はパーカーの模様をマスキングするためにタミヤの曲線用マスキングテープを多用しました。
ピンクのラインはピンクパープルを吹き付け濃いめのピンクでシャドウ。
シャツは白雪色で塗裝後、メカトロウィーゴカラーのみずいろを1〜2滴程度白雪色に混ぜたものを吹き付けてシャドウを入れました。
タイツはエヴァダークグレーを使用、グラデーションでニンジャパープルを薄く吹き付けました。
髪の毛パーツはピンクパープルで塗裝後、白雪色をピンクパープルに混ぜて薄めた色を上から吹き付けています。毛先の濃い部分はラベンダーでグラデーションを入れました。
■使用塗料
ピンク=Mr.カラー ラスキウスアウラ ピンクパール
紫=ガイアカラー エヴァナイトパープル、フィニッシャーズ ニンジャパープル、ガイアカラー ラベンダー
白=Mr.カラー ラスキウスアウラ 白雪色
黒=ガイアカラー ピュアブラック
グレー=ガイアカラー エヴァダークグレー
緑=ガイアカラー ビリジアングリーン、ガイアカラー コバルトグリーン、ガイアカラー クリアグリーン
■終わりに
シンプルながらに新條アカネを自身の手でかわいく作ることが出來るとても良いキットとなっております。
グリッドマンは特撮からアニメ、映畫とすべて視聴していた私にとって、今回の作例に攜わることが出來たのはうれしい限りでした。今後の『グリッドマン ユニバース』の展開も気になりますし、ぜひニューオーダーのアカネもキット化してほしいなと思っています。
アニュラス ノンスケール プラスチックキット
新條アカネ
製作・文/よしゅあん。
新條アカネ 可動プラスチックモデルキット
●発売元/アニュラス、販売元/グッドスマイルカンパニー●5940円、発売中●約15cm●プラキット
來源:78動漫