BANDAI: 22年10月 魂限 HI-METAL R系列 薩芬格爾 40th Anniv. 官博樣品介紹

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HI-METAL R ザブングルが 40th Anniv.として帰ってきます!! それも全體の70%を新規パーツに変更した、大リニューアルが行われました。今回は『戦闘メカ ザブングル』のファン歴40年、アニメーション研究家の五十嵐浩司がお屆けします!!

※畫像は実際の商品にかなり近い製品サンプルを撮影したものです。実際の商品とは異なる場合があります。

※2017年発売「HI-METAL R ザブングル」(記事內畫像右側)は別売りです。

―――『戦闘メカ ザブングル』とは―――

『戦闘メカ ザブングル』は1982年の放送で、時代の空気がリアルロボットに切り替わり始めた頃でした。なので、ザブングルには変形や合體を內蔵したスーパーロボットのテイストがあります。しかし、そんな中にも全身ブルーのカラーリング、不敵なゴーグル顔、インテークそのままの口、左右非対稱の胸部など「このロボットは一味違うんですよ」的な主張が伺えます。そんなザブングルを完成品として突き詰めたのがHI-METAL Rなのです。

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そしてHI-METAL Rをベースに、70%のパーツを新規に作り起こしたのが今回紹介する「40th Anniv.」。では初代HI-METAL R(以降、2017年版と表記します)との比較を交えて、その魅力をご覧いただきたく思います。

HI-METAL R ザブングル 40th Anniv.

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HI-METAL R ザブングル40th Anniv.のパッケージです。イラストは森下直親さんの描き下ろし。映像のザブングルではなく、このHI-METAL Rを忠実にイラスト化していることがわかります。ザブングルの足元にはジロンも描き込まれていますね。

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パッケージを開封し、中からブリスターパックに梱包されたザブングルが姿を現します。右側の翼や手首の入った部分は左のブリスターパックの下に重ねられてコンパクトになっていました。2017版はパッケージのレイアウトが縦型だったので、ブリスターパックの形狀も完全に異なります。なので、40th Anniv.はパッケージとブリスターパックも含めて70%以上新規になるという計算も成り立ちます。

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左から40th Anniv.、2017版。このように俯瞰めで見てみると、カラーリング以外はそれほど変わっていないように見えます。その理由とは、2017年版の元々プロポーションの完成度が高いためであり、並べてみるとよりそれが明確となっています。

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全身比較のリアビュー。このアングルから見ると、タイヤや背部キャノピーの造形が違っていて、造形上の違いがわかりやすくなっていますね。個人的には2017版のカラーリングは映像や玩具に近くて、40th Anniv.にはプラモデルや超合金魂に近いイメージを感じています。

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40th Anniv.ジロン機に換裝し、2017年版と並べてみました。そもそもザブングルは2台登場しているわけなので、2017年版を持っていればむしろ映像の雰囲気が再現できます。

これまでの全身比較をご覧になって、カラーリング以外はそれほど変わっていないように見えなくもないザブングルですが、そんなことはありません!! ぜひこの続き、各部比較をご覧になってみてください。

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ここから左が40th Anniv.、右が2017年版となります。では頭部を比べてみましょう。頭部は新造形されていて、額のパーツやゴーグルの上下幅、頬のラインに強弱が付くなどの違いが確認できます。

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肩パーツは新造形で、分割が変更されています。側面にパーティングラインが出なくなり、全體がシャープになりました。

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腕部のタイヤは取り付け基部ごと変更され、より前腕と密著しています。また、タイヤが回転するようになったことで全體の造形も変わりました。

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ジロン機に換裝した時の前腕部。2017年版はジョイントがそのまま出ていましたが、40th Anniv.は新規パーツを取り付けて形狀を映像に近づけています。

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腰のタイヤ。やはりタイヤが回るようになったので、形狀がまるごと変更となりました。

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右の足首にはブングル・スキッパーに変化した時のために左右の足を接合するリブが存在します。40th Anniv.はリブが格納式になり、見栄えがアップしています。

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腳部のリアビュー。かかとの上にあるタイヤも新造形となり、回転式に変わっています。要するにタイヤはすべて回転します!!(スキッパーの前輪は成形品の為回りません。)

各部の変更箇所を見ていただきました。正直なところ、かなり細かい部分まで作り起こしてありました。40th Anniv.と2017版、両者の造形の違いをウォーカーマシンとしての製造時期の違いとして眺めたりすると、メカニック開発史的な妄想も広がって楽しいのではないでしょうか。では次はザブングルの最大の特徴である変形に行ってみましょう!!

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頭部を胸に引っ込めた狀態です。40th Anniv.は胸部を新造形して、より奧まで入るようになりました。また、2017番は頭を入れたあとに、溝に沿って頭を後ろへ倒す必要がありました。これは腕部の移動スペースを稼ぐためですが、40th Annivは頭を深く引き込んだ後にアンテナのみを倒すことで、肩が移動できるようになりました。

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40th Annivは頭部を引き込むと、ボディからエンジンが現れます。2017年版は可動を優先したため、変形時にエンジンを取り付けるようになっていました。ここは両者のギミック上の大きな違いと言えるでしょう。

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変形途中の腕部です。手首の基部を回転させるとブングル・スキッパーのフロントが現れるギミックは同じですが、40th Annivは前腕が新造形となりハッチが造形されています。これで2017版のようにカバーを取り外す必要はなくなりました。

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ブングル・スキッパーの前部。フロントの形狀、タイヤいずれも変わっています。フロント部分の造形は40th Annivが、より映像に近づけられています。

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ブングル・スキッパーの比較。フロント形狀、タイヤ、エンジンの他に運転席も新造形です。翼の成型色も変更されています。

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ブングル・ローバーの比較。カラーリングが異なるだけで、大きく印象が変わっています。キャノピーの成型色も違っていますね。

さて、ザブングルの変形&合體いかがでしたか。2017年版は可動へ寄せていましたが、40th Annivはギミックに寄せることで、極力余剰パーツを減らしていることがわかりました。いずれもその時の解釈であり、優劣は感じません。そこにはザブングルというウォーカーマシンの魅力があるだけなのですから。

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最後に忘れてはいけない、重要な新造形パーツ。それは主人公ジロン・アモスです。フル裝備したザブングルと比べれば、そのサイズ感や塗裝の細かさが伝わってきます。

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HI-METAL Rザブングル 40th Anniv.は魂ウェブ商店で受注中!! 締め切りは7月3日。

みんな、急げ!!

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【構成・執筆】五十嵐 浩司(いがらし こうじ)

アニメーション研究家。編集プロダクション「タルカス」の代表取締役を務める。映像作品や玩具系の書籍を數多く手がけており、2022年には「機動戦士ガンダムSEED HDリマスター Complete Blu-ray BOX」の解説書を擔當。著書として「ロボットアニメビジネス進化論」(光文社新書)がある。

NOW PRINTING

HI-METAL Rの7年間の軌跡を追いかけたムック「HI-METAL R 2015-2022」が現在鋭意製作中!! 昭和時代の元祖HI-METALの紹介や大河原邦男氏、宮武一貴氏、河森正治氏のインタビューも掲載予定。6月30日(予定)にホビージャパンより発売。

©創通・サンライズ

※畫像は実際の商品にかなり近い製品サンプルを撮影したものです。実際の商品とは異なる場合があります。

※2017年発売「HI-METAL R ザブングル」(記事內畫像右側)は別売りです。

來源:78動漫