TR計畫開発系統図:TR-2~TR-5
これまでも解説してきたように「TR計畫」は、大きく地球連邦軍(とティターンズ)の次期主力機開発と[インレ]の開発を主目的としていました。そのふたつを達成するために、計畫では、アドバンスド化機に代表される次期主力機の実験機を、TRナンバーを持つ機體が、それぞれ開発されています。
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今回は、「TR計畫」におけるハイザック、アッシマー、マラサイの3機種が「TR計畫」において、どのように発展していったかを示したものです。ハイザク、マラサイは試作機から量産仕様機、そしてTR計畫機に、並行してアドバンスド化機に発展しています。アッシマーもほぼ同じですが、こちらはアドバンスド化機が存在しないなど、機體の特性や必要とされた技術傾向によって発展に違いがみられる點も特徴といえます。そして、各機で検証された技術は最終的にガンダムTR-6[ウーンドウォート]、そして[インレ]の開発に繋がっていきます。
●ハイザック
一年戦爭後初の地球連邦軍の主力MS。TRシリーズとしては、先行量産型とビーム・キャノンユニットを組み合わせYMS-106 バイザックTR-2[ビグ・ウィグ]へと発展しました。次期主力機の実験機では、試作型をベースに飛行型が開発され、本機はマルチ・コネクター・ポッドとフレキシブル・ブースターの組み合わせにより、高い機動性を有しました。
●アッシマー
最初期の可変MA。可変機構に著目したティターンズが接収し、NRX-044 アッシマーTR-3[キハール]を開発。同機は宇宙用仕様を経て重力下仕様で運用されました。アッシマーのアドバンスド化機は現在まで確認されていませんが、ティターンズ內の特殊部隊である「ブラックヘアーズ」で運用された機體が知られています。
●マラサイ
マラサイの前身機であるロゼットが、RX-107 ロゼットTR-4[ダンディライアン]として開発されています。また、マラサイのアドバンスド機化ではアドバンスド・マラサイが実験されています。アドバンスド機化は、「TR計畫」の技術が用いられており、既存機の改修による高性能化を実現しています。
來源:78動漫